秋田県「羽川剣ばやし」地元出身のダンサーが創作

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秋田市下浜羽川地区の民俗芸能「羽川剣はねかわけんばやし」(秋田市指定無形民俗文化財)の剣舞を復活させようと、同市出身のプロUKジャズダンサーYOSHITAKAさん(34歳)が舞の創作に取り組んでいます。

春までに完成させ、地区で発表する予定で、地元住民らでつくる羽川剣ばやし保存会も「完成したら受け継いでいきたい」と期待しています。

YOSHITAKAさんは2015年10月、秋田市八橋本町の日吉八幡神社で開催されたコンサートに出演しました。

藤田嗣治の大作「秋田の行事」を踊りで表現しました。

その際、踊りの参考にしようと県内の民俗芸能を調べるうち、「剣ばやし」の名称にも関わらず、今は剣を使う舞がない羽川剣ばやしを知り、興味を持ったとされています。

「剣舞を踊ってみたい」と思ったものの、剣舞については、地元の豪族が戦に勝った祝宴の席で踊ったのが始まりと伝わるだけで、資料などは何も残っていませんでした。

かつて見聞きした事があったり、知っていたりする人もいなかったのです。

思案の末、「今も伝わる扇子の舞の中にヒントが残されているのではないか」と考え、2016年1月、保存会長の大友隆一郎さん(67歳)を訪ねて扇子の舞を教えてくれるよう頼み、習得に向けて稽古を始めました。

指導役は、小学生の頃から踊り手として携わる保存会の平塚久子さん(55歳)です。

YOSHITAKAさんは、扇子を剣に見立てて大きく上下に動かす振り付けなどを習い、稽古を重ねました。

今は、平塚さんから教わった振り付けを参考に、創作剣舞の完成を目指しています。

剣舞の復活に向け、YOSHITAKAさんは「伝統を継承しながら剣舞のイメージを固め、地域の人々に親しんでもらえる踊りを創り上げたい」と意欲を燃やしています。

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